2月21〜24日で開催中の「ボカコレ2025 Winter」に、楽曲を投稿してみました。
投稿したのは、オリジナル曲1つと、リミックス曲2つ。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44687042?ref=nicoiphone_other
こちらがつくったオリジナル曲「あまかわキューティクル」。ぜひ聴いてみてください!
ここからは、時系列順につくった過程を振り返ってみようと思う。とはいえ、間に合わせようと必死だったので記憶が抜けているところありそうだけども。けっこう長いです(とくにオリジナル曲についてが)。
リトライ bad-route mix
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44682189?ref=nicoiphone_other
まずひとつめがこちら。
柊マグネタイト「リトライ」のリミックス。
こちらの楽曲は、「運命の巻戻士」というコロコロコミックの漫画のコラボ楽曲だそうで、リミックス企画が組まれていたので、こちらで挑戦することにした。
リミックス用に公式からSTEMデータ(楽器ごとにトラックが分かれたデータ)が配布されていたので、これは勉強にちょうどいいと思い、さっそくダウンロードしてDAW上でいじってみることに。
一曲目なので、まずは元データの加工のみでやってみようというマイルールを決めて編集。
テンポチェンジや構成の変更などしている。
歌詞をもとに再構成を考えるうちに、“何度もループしている中のうまくいかない回”というイメージになってきた。なので”bad-route mix”と命名。
個人的にお気に入りなのは、転調している部分を逆順に繋ぎ合わせてリフみたいに使ったところ(イントロ、サビ前、ラスト手前に使用)。落ちていく感じがでてて好き。
ベビーデーズ shut away mix
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44682382?ref=nicoiphone_other
ふたつめは、Chinozo「ベビーデーズ」のリミックス。
こちらはサンリオ「まいまいまいごえん」のコラボ楽曲だそう。こちらもリミックス企画の課題曲にあがっていたもの。
自分の中で、リミックスといえば子どもの頃ハマった”ダンスダンスレボリューション”のイメージがあり、原曲からあまり離れないようなリミックスが好き。
なので、当初はもっと大きく変えてみたいと思ったものの、ほとんど原曲そのままの雰囲気になった。
こちらの楽曲では、自分で音を足してみようと思い臨んでみた。
四つ打ちのビートや間奏のシンセの音を加え、あと盛り上げのためのFXも足した。これは先の「リトライ」から学んだ。さっそく学びを活用できてうれしい。
ミックスで原曲にあったシンセの音を目立つようにしたので、自分の足したシンセの音と併せて、聴き心地は原曲とはまた違う雰囲気になったんじゃないかな?
こちらも構成を少し変えていて、「please please…」というフレーズのパートを冒頭と終わりに持ってきた。
そういえば上記2曲の動画もつくった。
当初はイラストをお願いしようかと思ってたんだけど、時間もないのでCanvaでつくった画像に波形の映像を載せた。簡単なつくりだけど、けっこううまくできたと思う。
絵は描けないけど、図形を駆使して簡単なモチーフ位なら描けることがわかったのは発見だった。
あまかわキューティクル
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44687042?ref=nicoiphone_other
当初はリミックス2曲だけでいいやと思ってたんだけど、意外とすんなりできたので、オリジナル楽曲にも挑戦してみることにした。
アイドルFRUITS ZIPPERが歌ってくれる企画があるのを見つけ、“アイドルソングをつくりたい”と思ってDTMに手をつけたじぶんとしては歌われたい!というモチベーションになったのも大きい。
とはいえここまでのリミックスとは違い、0からの楽曲製作。大変さが段違いだった。
まず作詞作曲。当初は既存曲のコード進行を並べてメロディをつけようと思ったのだけど、コードに引っ張られていいメロディが浮かばない。
ではメロディからと思うも、メロディが浮かぶのって自転車漕いでるときみたいな瞬間で、書き留める術がなくてすぐ忘れ去ってしまう。
じゃあ歌詞からかいてみよう、そういえば自分バンドのときも歌詞先行だし、と思って、まず歌詞を書いた。わりとすんなりかけた。

着想としては、FRUITS ZIPPERといえば「わたしの一番かわいいところ」だな、ということで”かわいい”をテーマにすることを決めた。
また、日頃地下アイドルをみてて、“見えないところですごくがんばってるんだろうな”という思いがあり、“あのかわいさは努力でつくられてるのだ”という歌にしようと思い立った。
そこで思い出したのが、中高生の頃愛読していた山田詠美「ぼくは勉強ができない」に出てくる”山野舞子”や”真理”という女の子についての描写。
真理が爪の処理をしているくだりで甘皮を押していた。“あまかわ”って響きいいなと思い調べると、甘皮は英語でキューティクルで、キューティクルといえばどちらかというと髪の毛のことを指すイメージがあったので驚いた。
これだ、と思い「あまかわキューティクル」というタイトルでいくことにした。

歌詞を書き上げたら、ぼんやりメロディのイメージも浮かんできたので、鍵盤を叩いてメロディを打ち込んでいく。
Cキーになるように白鍵で音階をつくり、それをもとにコード進行をはめてみる。
ここがまだよくわかってないので、とにかくオーソドックスなコード進行にした。これでひとまず形はなんとなく見えてきた。
そこから今度は楽器を入れていく。
まずリズム隊をシンプルにつくり、シンセを入れてみるのだが、ここで問題発生。
使っていたVitalというシンセが重すぎるようで、DAWが落ちてしまう。これはマズいと思い急きょDAW附属シンセで、音づくりからやった。おかげでシンセの使い方がすこし身についた。
シンセや他の音源をこねくり回しているうちに、だんだん曲らしくなってきた。
しかしどうものっぺりしてダサい。試しにベースにサイドチェイン(四つ打ちが鳴るときにベースの音を一瞬下げる技)をかけてみたら、かなりノリ感がよくなった。サイドチェインすごいな。
あと偶然できた刻んだシンセの音を、左右に振ってうすーく入れてみると、これもなんかノリ感がよくなった。
リミックスのSTEMデータをみて気づいたのだけど、ふだん聴いてるときには認識してないような音のトラックがいくつかあり、「これ要るのか?」とか思ってたんだけど、そういうのも大事なんだな、と実感した経験だった。

ボカロにはSynthesizerVのライト版を使用。
調声してない(というか無料版はできない)ベタ打ちなんだけど、めちゃめちゃクオリティ高くて驚いた。まるで本当にひとが歌ってるみたいだ。
しかも項目ひとつ変えるだけで歌い手を変えられる。おかげでアイドルグループっぽく4人も起用してつくることができた。
ミックスのこともまだよくわからないので、とにかく自然に聴けるように各パートの音量調整とパン振り。あと前回日記にかいたプラグインなども試したくて、あれこれつっこんでみた。
というかこの工程は、音つくってるときに併せてやってた部分が多い。できあがってからはその調整程度という感じ。

曲ができたら動画作成。
この時点ですでに22日で、ボカコレははじまっていたので大急ぎだった。
とにかくあまり凝ったことはせず、それでもいい感じに見えるものにしようと考えた結果、単色背景+イラスト+歌詞字幕のシンプルな形にすることに。
動きがないのもさみしいので、ケーキをリズムにあわせて揺らしてみた。かわいい。けどコマがどうしてもリズムにぴったりあわず、なんとかあってるようにするのに苦戦した。
そんなこんなしてる中でミスが見つかって修正を繰り返すなどして、なんとか完成。
開幕には間に合わなかったけど、1日遅れで投稿できた。
製作過程をふりかえって
今回はとにかく「投稿してみる」というのが目標だった。
無事リミックス2曲、オリジナル曲も1曲出せてうれしい。
無理やり間に合わせたので稚拙な部分もあるものの、いまの自分ができることは出せたかなと思う。
そして製作過程でとても学びがあった。
一気にひと通り経験できたのは、今後の課題を洗い出すのにとても役立ちそうだ。
DTMはこれまで取り組んだ趣味のなかで1番ハードルが高いかもしれない。
ざっと上げても、作詞作曲のための音楽理論にミックスのための音響的知識、機材を使いこなすパソコンスキル、さらに音楽だけでなく絵や動画、デザインまで自分でやるとなるととにかく膨大な作業量・知識量が必要になる。
短期間でここまで形にできたのは、過去に何度か試しに取り組んだときの蓄積があったおかげだなと思う。
これを今どきは高校生とかがやってるのすごいな……。
1番大変だったけど、1番集中して取り組めたのもDTMだった。ほんとこの1週間くらいは睡眠時間を削ってやっていた。自分でもそこまでこんつめてやるとは思ってなかった。
ここからは、シンセや使う音などをあらかじめ集めたりつくったり、音楽理論についてもう少し学んだり、なにより実際に色々な試みを曲をつくるごとにしていけたらいいなと思う。
あまりこんつめすぎずコツコツやりたい。
あわよくばたくさんの人に聴いてもらえたらと思っているので、ぜひご試聴ください!
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