あいちトリエンナーレの、名古屋市美術館会場へ行ってきた。
先日、愛知県美術館と円頓寺商店街はすでに回った。3会場目だ。
入口で、前回使ったチケットと1,400円でフリーパスにアップグレードした。
印象に残った作品をふりかえる。
モリカ・メイヤー「The Clothesline」

本来、セクハラなどの体験を紙に書くという参加型のこの作品。
「表現の不自由展」の件で、この作品は展示変更がされていた。掲示されるはずの紙は破られ、床に撒かれている。“表現の自由が侵されること”に対しての作品として、本来の姿とは違う形でメッセージを発していた。
本来の作品として受け止められないことは残念だが、転んでもただでは起きないというか、力強さを感じる作品だった。
桝本佳子「五重塔/壺 ほか」

陶器の作品群、とてもかわいらしくて素敵だった。いちばんかわいかったのはイカ。よく見るとチカチカ光っている。

陶磁器の作品って、見てもピンとこないことが多いんだけど、これらは非常にわかりやすくて「おお、なるほど」と声を出したくなった。

とり。つぼが動き出しそうというか、変形ロボットの変形中みたいなワクワク感がある。

こちらもとり。宙に吊ってあるとりとあわせて、空間に広がりを感じる。なんだろう、このワクワク感。

その下には鳥型に切り抜かれてるお皿。つぼとかお皿とか正直あんまり興味ないんだけど、これみたときは「お皿すごいな!」って思った。

人のつぼ。表情がゆるくてかわいい……!

五重の塔が埋まってるつぼ。こんなんどうやってつくるんだろうか……。こういうつぼならぜひ家に飾りたい。
青木美紅「1996」

まず最初にあった、この自動でページがめくられる機械!すごくいい。
この内容も旅行記みたいな感じでよかった(旅行記が好き)。

その先のインスタレーション内にも、自動本めくり装置が!こちらではなんとパラパラ漫画(パラパラ絵本?)になっていて、よりおもしろい!このギミックめちゃ使い勝手いいな!とそこばかり感動した。
Sholim Inspired by Tokyo Story

いちばん好きだったのはこの作品。
小津安二郎の映画「東京物語」の映像をコラージュしてGIFアニメにしている作品。
まるで少年王者館のフライヤーが動いてるみたい。
横にはメイキング映像(編集中の映像)があって、どのシーンのどのモチーフを切り取ってるのかわかる。東京物語がこんな風に料理されちゃうなんて思ってもみなかったな……!

他の作品も多数展示してあった。
怖いと感じるものから、おもしろいと感じるものまで色々ある。GIFアニメってのが、現代っぽい表現手法だなと思った。帰宅後にツイッターのGIFで検索したらいくつか出てきた。

展示もiPhone、それも3Gを使っていて、とてもスマートでかっこいい。
名古屋市美術館は、他会場より展示規模が小さくてさびしいな。しかしおもしろいものが見えたので満足。
残すは豊田市美術館。会期が終わらないうちに足を運びたい。